リウマチについて
リウマチ(関節リウマチ)は、関節部分が炎症して軟骨や骨が破壊されていく病気です。通常は病原菌などの外敵を攻撃するはずの免疫機能に異常を来たすことにより、自分自身の体を攻撃してしまい、手足の関節などが腫れたり痛んだりします。
そのまま放置していると、炎症が関節以外の部位にも広がっていき、微熱や倦怠感、食欲不振などの症状が見られるようになります。さらに、目や肺、心臓など全身の器官に影響が出てきますので、出来るだけ早期のうちに治療を開始し、悪化を食い止める努力をすることが大切です。
リウマチの主な症状
- 朝起きたとき、手がこわばっている(手を握るのが困難)
- 手や足の指の関節が痛い
- 手や足、肩・肘・膝などの関節が腫れている、熱を持っている
- 手などを動かすと痛みが強まる
- 身体がだるい、すぐに疲れてしまう
- 食欲がなくなる、体重が減少する
- 気分がすぐれない(抑うつ状態になることがある)
など
具体的な治療方法
関節リウマチ治療の目的は、リウマチの症状を消失させ、病気をうまくコントロールすることです。これを「寛解」と言います。具体的には、臨床的寛解(関節の痛みや腫れを軽減)、構造的寛解(骨や関節の破壊を食い止める)、機能的寛解(罹患者のQOLを改善)の3つを目指します。
以前は有効な治療法がなかったため、一生、痛みと付き合っていかねばなりませんでしたが、現在は様々な薬剤が開発され、寛解を目指せる症例が増えています。
治療が奏功して寛解に入った後は、その状態を維持するようにします。良くなったからと言って、勝手に薬の量を減らしたり、服用を止めてしまうと再発しかねません。必ず、主治医の指示に従ってください。
なお、薬物療法などを行っても強い痛みが消えない場合、関節障害で歩行困難になっている場合は手術療法を検討します。変形した関節を人工の関節に置き換える「人工関節置換術」、壊れた関節を一つの骨にしてしまう「関節固定術」、手の関節などの機能回復を目指す「腱移行術」などの中から、患者さまの症例に合わせて選択するのです。
院長
- 中川 太郎
日本整形外科学会専門医・指導医 診療科目
- 整形外科・リハビリテーション科・リウマチ科・ペインクリニック内科
電話番号
- 0594-23-3200
住所
- 〒511-0836
三重県桑名市江場456-3 最寄駅
- 近鉄 益生駅
診療時間
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日祝 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
9:00~12:30 | ● | ● | ● | - | ● | ● | - |
15:00~18:30 | ● | ● | ● | - | ● | ▲ | - |
休診:木曜日・日曜日・祝日
▲:土曜午後は14:00~17:00